本堂の断熱改修工事をおこないます
- 芝原三裕(海眼寺住職)
- 9月10日
- 読了時間: 2分

海眼寺の本堂は昭和44年に松村組・松村雄吉氏、雄二氏の多大なご寄進と、皆さまのご協力を得て建てられた鉄筋コンクリートの建物です。55年前の建設時そのままですので、エアコンも断熱材も一切使われておらず、近ごろの酷暑には耐えがたくなりました。
建物調査の結果、コンクリートは想定ほど劣化しておらず、地震が来てすぐに壊れてしまうような不具合もありません。専門家の診断の結果、適切に改修すればあと50年は保てるとの結論が得られました。
そこでこの先50年この本堂を保つために、令和7年秋より改修工事をおこないます。
改修では基礎構造はそのままで、天井裏や外壁に断熱材を補填し、扉や戸は断熱性の高い複層サッシにとりかえます。またエアコンも設置します。
さらに厳しい夏の直射日光をさえぎり屋上を保護するために、新しく大屋根を増設する予定です。また近年は座布団で正座することがなくなりましたので、畳をやめ全面を板張りのフローリングにいたします。
これら工事の費用につきましては、改修に向けて長年準備してまいりました「本堂改修基金」をもとに拠出します。檀家信徒の皆さまへあらたにご寄付をお願いする予定はありません。
工事は令和8年の春ごろまでかかります。工事期間中も、本堂ではこれまでと変わらず法要などを承りますが、工事の関係で本堂が使えない期間もあります。また境内に工事関係者や車両の出入りがありますので、譲り合っての駐車にご協力ください。








